パソコンの廃棄や譲渡の際には、データ完全消去を行いましょう

下記の画像は下記のNECノートパソコンの場合ですが、メーカーによってはこうした完全消去ツールが準備されていることもあります。

NECノート LAVIE NM150/K

 

もともと準備されている場合とされていない場合があるので、準備されていれば下記のようにデータ完全消去を行うことが簡単に可能です。

「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択しますが、パソコンを廃棄や譲渡する際に使用するのが一般的でしょうか?

 

この後にデータ復旧できるかどうか試したことはありませんが、おそらくデータ復旧は不可の気がします(復旧できたらおかしいので)。

 

上記画像はこの先にリカバリ(初期化)へ進んでいきますが、「ドライブを完全にクリーンアップする」を選択すると非常に長い時間がかかります。

 

データ完全消去の際には、データの上書きを無数に長い時間をかけて行うため、時間がかかることになります。その時間(上書き)が長ければ長いほど、完全消去の出来具合は高まっていくわけです。

 

一般的な企業のパソコンの場合は、こうしたデータ完全消去をソフト的に行った後に、さらに追加してパソコン(ハードディスクやSSD)を物理破壊していきます。これでもう完全にデータ流出や復旧が不可になります。

 

パソコンメーカー側でこうしたツールを標準装備されていればいいのですが、無い場合も非常に多いので、データ流出等のトラブルを避けるために、弊社では有料でデータ完全消去やパソコン廃棄を行っています。

 

スマホでもタブレットでも同じですが、IT機器の廃棄や譲渡の際には、しっかりとデータ完全消去を行うようにしましょう。

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